QHMの構造
QHMの構造
フォルダ構成
QHMのフォルダを直接覗くことはあまりないと思いますが、何かトラブルが起きたときフォルダ構成を知っておくことは大切です。
スタイルシートやプラグインの改造、またはファイルのバックアップ時にはフォルダ構成を知らないと重大なミスを犯しかねません。
以下は QHM 4.27 のフォルダ構成 (rootはQHMをインストールしたフォルダを意味しています。実際にrootフォルダがあるわけではありません。)
このroot配下に自分でフォルダを作成して、動画や写真、その他イメージデータなど何でも置くことができます。通常は、SWFUを使用してアップロードするため、フォルダを作成する必要はないと思われますが、大量のデータをFTPで自分で作成したフォルダへアップロードすることももちろん可能です。
root
├─attach (画像など添付したファイルが入る)
├─backup (バックアップデータ gz形式)
├─blog (QHMのブログデータ)
├─cache (キャシュデータが入る)
├─counter (アクセスカウンタ)
├─diff (更新情報のデータ)
├─fwd3 (URL短縮ツール)
│ └─sys
│ ├─cheetan
│ │ └─db
│ ├─css
│ ├─ctp
│ ├─data
│ └─models
├─image (画像データ)
│ ├─face (顔マークの画像)
│ └─hokuken (北研の画像データ)
├─js (Javscript jQueryも入っている)
├─lib (PHPのライブラリ)
├─plugin (プラグイン ここに新規にプラグインを追加できる)
│ ├─greybox (GreyBoxプラグイン)
│ ├─lightbox2 (LightBoxプラグイン)
│ │ ├─css
│ │ ├─images
│ │ └─js
│ └─playlist (PlayListプラグイン)
│ ├─audio
│ ├─css
│ ├─image
│ └─script
├─skin (スキンファイル)
│ ├─hokukenstyle (北研のデザインテンプレート)
│ │ ├─g_blue03 (CSSを改造するときはこれらのフォルダ内の main.css を変更)
│ │ ├─g_blue06
│ │ ├─g_flower01
│ │ ├─g_gray03
│ │ ├─g_green03
│ │ ├─g_modern01
│ │ ├─g_snow01
│ │ └─simple02
│ ├─killerpage (キラーページ用テンプレート)
│ ├─killerpage2 (キラーページ2用テンプレート)
│ └─wordpress (WordPress用のテーマ)
├─swfu (画像アップロード用ツール)
│ ├─cheetan
│ │ └─db
│ ├─css
│ ├─ctp
│ ├─d (SWFUでアップした画像などはここに入る)
│ ├─data (SWFUでアップした画像などの管理情報)
│ ├─images
│ ├─js
│ ├─models
│ └─swfupload
├─trackback (トラックバック)
└─wiki (本文などの全データが入る)
重要なファイル
QHMで特に重要なファイルは以下のものです。独断と偏見で...
- \lib\init.php
QHMの版数がわからなくなったらこのファイルを見ればわかる。変更禁止です。
- \default.ini.php
QHMの初期情報が入っています。
- \qhm_users.ini.txt
新しく登録したユーザアカウントが入ります。多数のアカウントを登録するときは、直接このファイルを編集するとよいでしょう。ただし、パスワードはハッシュ化されているので、最初は同じパスワードにしておいて、各自に変更させるのもよいかも。
- \qhm_access.ini.txt
新しく登録したユーザアカウントに対する閲覧、編集権限の設定内容が入ります。
- \pukiwiki.ini.txt
このファイルには pukiwiki.ini.phpとほぼ同じデータが入っています。pukiwiki.ini.phpは設定画面で入力した値が入りますが、このファイルは設定前の雛形のようなものです。詳細は不明。
- \pukiwiki.ini.php
QHMの設定画面で指定する情報などが入ります。スタイル、タイトル、管理者のID,パスワードもあります。
もし、管理者のIDやパスワードを忘れてしまったら、このファイルを元に戻すか、内容を書き換えれば復活可能です。
このファイルは本当に重要です。必ずバックアップしましょう。
私の犯した実例はこちら ⇒編集ミスによるサイト表示不可
- \qhm.ini.php
QHM 4.7付近の版数からこの qhm.ini.php が追加されました。
設定画面の内容が保存されます。これ以前までは pukiwiki.ini.php に格納されていました。
このファイルも重要です。必ずバックアップしましょう。
QHMのファイル名について
QHMでは文字コードとしてUTF-8を使用しています。(ファイルの内容がUTF-8で保存されています。)以下のフォルダ内にあるファイル名は、一見すると暗号のように見えますが、実はファイル名をUTF-8コードに変換し16進数表示したものになっています。
ファイル名そのものがUTF-8になっているわけではありません。
- フォルダ名
wiki, cache, backup, counter, diff など
- 例1)QHMAdmin
51484D41646D696E.txt
Q H M A d m i n
- 例2)QHMとは
51484DE381A8E381AF.txt
Q H M と は
UTF-8は以下のサイトにコード表があります。
- JIS X 0208 (1990) to Unicode 漢字コード表
http://charset.7jp.net/jis0208.html
以下のファイルは、QHM固有のものです。wikiフォルダ内に入っています。
画面名 | ファイル名 |
---|---|
FrontPage | 46726F6E7450616765.txt |
MenuBar | 4D656E75426172.txt |
SiteNavigator | 536974654E6176696761746F72.txt |
SiteNavigator2 | 536974654E6176696761746F7232.txt |
QHMのテンプレート
テンプレートとは、デザインを決定する雛形の総称です。QHMの場合、テンプレートは以下のデータのことを言います。
- skin\hokukenstyle 配下にあるフォルダ一式
インストールしたデザイン名のフォルダがあります。その中にCSS定義と画像ファイルがあります。 - skin\hokukenstyle\pukiwiki.skin.php
デザインの各要素をどのように出力するかを決めるファイルです。このファイルはどのデザインでも共通に使えるようになっています。通常はこのファイルを編集することはありません。
例えば、QHMの画面右上に表示される「ページ名」を画面右下に表示したいときなどは、このファイルを編集します。
また、このファイルに直接HTMLを書くとそのまま出力されますので、固定データを表示したいときは、このファイルに記述してもよいです。ただし、このファイルを間違って編集すると、画面がまったく表示されなくなったりすることがありますので、なるべくこのファイルは触らない方がよいでしょう。
もし、このファイルを編集するときは必ずバックアップを採ってから行いましょう。
書式文字の入力
QHMのおまじないで使用する書式文字を、普通の文字として使用するとき、特別な書き方をしないといけない場合があります。その時は、以下の一覧の「書き方」にある文字を記述してください。
書式文字 | 書き方 | 読み方 | 使用するおまじないの用途 |
---|---|---|---|
[ | [ | 左大かっこ | [ 2つでリンク開始 |
] | ] | 右大かっこ | ] 2つでリンク終了 |
& | & | アンパーサンド | インラインタイプのプラグイン |
# | # | シャープ | ブロックタイプのプラグイン |
{ | { | 左中かっこ | { 2つでブロック開始 |
} | } | 右中かっこ | } 2つでブロック終了 |
| | | | パイプ | テーブルの区切り |
> | > | 大なり | リンク先指定 |
: | : | コロン | パラメータ |
; | ; | セミコロン | プラグイン終了文字 |
例) #clear と表示させたいときは、 #clear と書きます。
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